1021 東京湾サワラキャスティング The Day
うー、変な顔・・
また平日に休みをもらって東京湾サワラキャスティングに行ってきました。
結果4本で竿頭(船中8本)と、船の50%をジグのブレードチューンで釣って無双してきました!
真剣にサワラキャスティングをやろうと散財しましたが、何回かで元が取れちゃいますね(実際に魚を売るわけではねいので、浪費に対する言い訳ですw)。
写真↑の後ろは幕張です。東京ゲートブリッジから幕張にかけての沖がポイントでした。序盤渋かったですが、シーバス多数、イナダ2本を釣って使えるジグの特徴がわかりました(後述)。
ゆっくり巻くとシーバス、少し早く巻くとイナダという感じだったので、気合いを入れて高速巻きをして、なんとかトップ写真の一本を釣りました。なんとんく釣り方がわかり、最後にベイトがたまっている場所で3本といった感じでした。
船宿について帰り支度をしていると、ルアーを見せてくれと言われたので見せると、こんなの使ってるんだと言っていました。どんなジグが釣れたか と 釣れたときのやり方を簡単に話しました。
備忘録としてジグのブレードチューンに関する気付きをまとめます。
○ジグについて
↓が今回釣れたジグです。
上からギャロップアシスト ロングキャスト 42g ゴールドグリーン、ライブカタクチ、ショアスキッド 30g 銀メッキ。
どちらもライトショアジギ用のジグです。COSO JIGのようなSLJ用では釣れませんでした。
SLJのようなバーチカルを意識したつくりより、ショアジギのような横に引くことを意識したつくりのほうが向いています。
SLJ用でも鯛に強いようなアクションが少ないものは向いているかも知れません。
釣れるジグの要件ですが、高速で巻いたときジグが安定していること です。動かなければ動かないほどいいように思えました。タイジグと違うのは高速であることとブレードの存在です。
試しに、TGベイトとタックルハウスのタイジグでもやってみましたが釣れませんでした。
きっと鯛用のジグでもはまるものがあると思いますが、ロングキャストを意識したショア用のジグは安価なのでわざわざ高いものを買う必要はないかもしれません。
ジグなので接続はスナップではなく、スイベルにスプリットリングにすべきか考えましたが、ジグの回転を極力抑えたいのでスナップだけにしました。
ショアスキッドはキールがついていて、まるで水中を行く船のように安定しています。スモールシルエットという意味ではギャロップALC(長いから略すw)の方がよく、マッチザベイトの観点でサワラがより好むのではないかと思います。
カラーは、前回釣れた緑金で一匹目が釣れました。東京湾基本カラーだなあとか思っていたのですが、しばらくバイトがありません。そこでライブカタクチに変えると一投目でサワラが釣れ、すぐにもう一本追加。吐いたイワシを見ると5cm程度の小さいものでした。
まさに捕食中にベイトと間違えて食った感じで、カラーはシルバー系が基本なんだろうなと。
それを証明すべくショアスキッドの銀メッキを投入。すぐに釣れました。
ベイトの群れについているサワラを引き出すような釣りで、ジグの選択はマッチザベイトが基本といったところです。
○アクションについて
キャストは、オーバーでもアンダーでも飛ばせるだけ飛ばします。但し、飛行姿勢が悪いとジグがエビ状態になって回収が大変で効率が悪いです。風の影響を考えて安定したキャストを繰り返します。
ジグがボトムについたら、高速で巻いていきます。速度はかなり速いのですが、同じような抵抗感が続くとバイトがある というような状態を作り出すことを意識しました。潮の流れや船の流され方で同じように巻いてもジグのスピードは同じではありません。同じような抵抗感になるようハンドルの回転速度を意識して調整しました。もちろん潮の流れで釣れる抵抗感も変化するので、そこは脳内アジャストをします。
安定した巻きを続けるには、ロッドの穂先がぶれないようにできるだけ固定し巻き巻きする必要があります。ぶれると釣れないというよりは、ピタッと決まった時にバイトがあるといった感じ。ロッドを持つ手の肘から先がまだ痛いです。途中ストップをかけて食わせの間を作るのも効果的。今回は止めたときにイナダ、シーバスが来ましたが、サワラの何か固いものと固いものがこすれるようなバイトもありました(途中ではずれましたが)。
途中、ショアジギのようにある程度巻いたらベールを反して底をとりなおしてまた巻くをやったのですが、フリーフォール中にひったくられスパッとリーダーを切られました。ファイティングリーダーを結んでいないときは、やめたほうがいいです。
○リーダーについて
今回は、ナイロン5号(20lb.) ナイロン6号(22lb.)フロロ5号(20lb.)を使いました。長さは1.5mくらい。
引張強度は、20lb.でも十分な感じです。但し、高速巻きではなく間を多くとる場合は
ファイティングリーダーが無いと切られる可能性大です。
フロロ、ナイロンは好みだと思いますが、ナイロンがショックアブソーバーになっているな
とは実感しました。ジギングロッドならフロロ、キャスティングロッドならナイロンなど、ロッドの特性で使い分けてもいいかもしれません。
○タックル紹介
ROD : TENRYU - BAY BLAZE - BBZ662S-MLK
REEL : Daiwa 19 CERTATE LT4000-CXH / LIVRE EP37
Line : SEAGUAR R18 完全シーバス ステルスグレー 1.2号 22lb. 200m
Leader : APPLAUD SALT MAX SHOCK LEADER Type N 20lb. 1.5m
すべて今回初導入、20g前後のプラグと30gのジグ用。
ボートシーバス用のMLでは弱いかなと思いましたが、ジグのブレードチューンにはベストマッチ。プラグ類のマックスは28g表記ですが、ジグは45gくらいまでいけますね、合っているのは30g。これで3本釣りました。ロッドの追従性がよくしなやか。安心してファイトできます。グラスが多めに入っているからなのか粘る感じ、でもキャストしづらいということはありません。ガイドが大きいところもいいです。
セルテートもいいリールですね、使っていて気持ちいい。99㎝の巻取量がこの釣りに合っていますが、定速巻きをするのは20TP4000番台の57mmハンドル(セルテートは60mm)のほうがやりやすく感じました、でも少しの差です。ずっとシマノを使ってきて一番違いを感じたのはドラグです。シマノのほうが滑り出しがはっきりしていて粘る感じ。シマノと同じ感覚だと弱い負荷でもチリチリとドラグが出て(粘らないで)強い負荷への反応はいいかなと。これは好みの範疇でどちらがどうというものではないし、サワラはドラグ弱めでやるので、わかりやすいし安心感もあります。
ラインは、安価でも評判通り使いやすかったです。リーダーは↓と比べると固めだけど、十分しなやかです、透明度はコッチ。クリアな感じのナイロンってギラツキを嫌う人は使わないけど、マイナスに働いている感じはしませんでした。私の好みは、ナイロンは不透明とかカラード、フロロはクリアって感じですが、気にせずこういうナイロンも使います。
ROD : TENRYU - BAY BLAZE - BBZ702S-MK
REEL : Shimano 20 Twin Power 4000MHG / 57mmハンドル WLカーボンハンドルノブ L
Line : SEAGUAR R18 完全シーバス ステルスグレー 1.2号 22lb. 200m
Leader : VARIVAS SEABASS SHOCK LEADER VEP-F Nylon 22lb. 1.5m
35gまでのプラグ用
プラグで釣果が出せなかったので(シーバスは釣りました)、最後はこいつでジグをやって1本釣りました。ロッドは当然↑のちょい強、長。東京湾サワラキャスティングに一本と言われたらこのタックルを選びます。
20TP 4000MHGのハンドルはデフォルトで55mm。少し短いと思ったので、4000XGの57mmを部品注文し変更しました。とてもいい感じ。ごくわずかな差だけどセルテートよりこっちが好きかな。リールが重い分安定するからもあるのか? ロッドが違うのでなんとも言えませんが・・・
ROD : Shimano - 19 GRAPPLER - S66-0
REEL : Shimano 18 STELLA 3000MHG / LIVRE EF30
Line : XBRAID SUPER JIGMAN X8 1号 20lb. 190m
Leader : G-SOUL High Grade SHORE LEADER FC SOFT 5号 (22lb.)
SLJタックルですが、一応投入してみました。巻きスピードが足りないのですが、使えないことはないです。ジギングロッドなのでオーバーヘッドキャストには向きません。アンダーならOK。
グリップエンドが長いので脇に挟めば高速巻きが安定します。
バーチカルに攻めないとダメなとき用として考えます。一応ジグも100gまで持っていきますし。
タックルはこんな感じです。キャスティングロッドのブランクにジギング用のグリップみたいな竿があってるのかも知れませんね。専用竿が西のほうで売ってるいるのはそういう訳かな?
東京湾は、グリップエンドが長めのボートシーバス用でミノーの延長というかブレードジグを使う感覚のロッド選びでいいと思います。
キャスティングロッドのブランクにジギング用のグリップ。。。大手でもそんな竿があります、ワールドシャウラ。
鹿島で乗ってるボートの船長って潮来の人(店員)なんですけど、ワーシャのベイトのブランクでスピニングロッド作ったり、今のワーシャが出る前に、村田さんに頼まれてジギング用にグリップ改造とかしてたんですよね。よくわからないけど、キャスティングとジギングに関するブランクの性能とかに対する造詣が深いなあと思います。
横、といっても自分は一番後ろで横の人は操船室の前(船首から真ん中までに5人くらい寄って)ですが、私の目の前にキャストしてきて何度も絡みました。
「私の目の前まで投げちゃうと必ず絡んでしまうのでもう少し前に投げてください、お願いします」
と言ったのですが、多分失敗キャストなんでしょうね、何度も投げてきました。申し訳なさそうにしていたのでいいかと思っていたら、なんとサワラとファイト中に投げてきて、途中巻くのを止めて、私のラインに絡んだ横の人のルアーを船長が外すという事態まで発生w。バレたらキレていたでしょうが、無事にあがったので怒らずに済みました。
基本、青物キャスティングは、近くの人がファイト中は自分のルアーを回収して邪魔にならないようにします、青物は走りますからね。
まあ、ちょっとひどいエピソードですが、わざわざ書いたのは、それに腹を立てないで自分の釣りを楽しむことができていい結果に結びついたからです。
楽しいのが一番、横の人は知らなかったのとスキルが無かっただけで悪意があるわけじゃあないですからね。横の人もまた来たいと思えていたらうれしいです(と自分に言い聞かせます)。
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