スナップについて まとめ

スナップに求められる性能は、強い、存在感が少ない、アクションを殺さない、軽い、開閉が楽(ルアー交換が容易)あたりだと思います。これらの要素を高次元で実現しているものがいいスナップになりますが、強いことがとても重要なのに他の性能は強度と相反する部分が多く、すべての釣りに対応するような製品は無いと思います。
ですから、釣り方や魚種によってスナップを使い分けています。

そもそも、ジギングや青物キャスティングなどスナップが向いていない釣りはスプリットリング+ソリッドリング(orスイベル)を使いますし、アジングなどのライトソルトで使うスナップは特殊なものです。

ここで挙げているのは、シーバスロッドクラスで使いやすいものになります。魚種や釣りの種類と合わせてまとめていきます。



〇スナップの種類

手持ちのスナップを大きさがわかるように並べました。クイックスナップをノーマルタイプ、強化タイプ、溶接タイプ別に分けています。⑬⑭はクロススナップ、冒頭にあげるだけで詳細は紹介しません。

クロススナップやエギ用スナップのようにルアーとの接点が点に近いタイプとラウンド型の線で接するタイプが存在しますが、ここで挙げるのは後者のほうです。点接続はルアーへの力の伝わりが強く、アクションが大きく出る傾向にあります。しかし、スナップでロッドアクションに対する結果が変わってしまうのは何とも使いづらい。点接触タイプはジャークに向いているとも聞きますが、遊びが無い分、ルアーが横へ飛ぶ自由度も低いのではないか?という疑念があります。ワインドなどはワイドなラウンドタイプが優れているとも聞きますので、私は点接触タイプを好んで使いません。どうしても強度が欲しいときや、ブレードチューンジグのようにルアー自体にアクションさせない場合などで使うくらいです。

また、クロススナップはジグヘッドやテンヤなどラインアイが小さなものには入らないので使えないということもあります。
形についてもう少し。ラウンドタイプには細長いノーマルなものと卵型のワイドなものとその中間が存在します。最近人気なのは、中間的なセミワイドとでも言いますか①、②、⑨~⑫のようなものです。


〇クイックスナップ ①~⑤

強化版スナップが出てくるまでメインで使っていました。どれも安価で基本は使い捨て。①、②のDスナップライトは形状が良く、軽く、ルアーチェンジが容易ですが、ひねりや潰れといったところの強度が弱いです。シーバスレベルの引張強度であれば使えないレベルではないので、軽さとヌルヌルアクションが欲しいバチ抜けの時期には使えます。③もいいスナップですが、存在感が結構あります。ずっと使い続けているのは④、⑤ ウォーターランドのスナップです。かなり強いのに開きやすく、ライン結束側も開きやすいのでスナップスイベルを自作することも可能です。#2でサワラ、#3で3kgクラスのヒラマサを10本釣ったこともあり、信頼の製品です。後述する強化タイプもかなり強く、形状も好みなので出番は減りました。WLのスナップは型番に対して少し長いかなと思います。しかし。サワラなどの牙系を釣る場合、この長さがラインの保護につながる場合もあります。


〇強化クイックスナップ⑥~⑩

⑨⑩FishingFightersのスナップがかなり強くていけてます。セミワイドでコンパクトな形状な上、余裕でワンサイズ下げて使える強度を持っています。少し開きにくいですが、使える範囲です。1個あたり43円と高額な部類に入りますが、使いまわしできるレベルの強度で、2~3釣行使ったら捨てるなどでもいいと思います。#00をマゴチに使いたいのですが、Youtubeなどで影響力のあるプロがおすすめしてるからか人気でどこにも売っていない...入手困難なものはメインになり得ないです。そこで期待しているのが、⑥~⑧です。単価が安く使い捨てできます。形状が細くて線径が太いので開きにくいところは欠点ですが、⑦は若干ワイドで期待できます。


〇溶接クイックスナップ ⑪ ⑫

極端に線径を太くせずに溶接(ロウ付け)して構造で強度を増したもの。ひねりや潰れに強いという特徴があります。どちらもマゴチで使いましたが強度的には問題なさそうです。ルアーの交換も非常に楽。⑪は金属疲労しにくい素材になっているようですが、複数回使うには心許ない細さです。この単価で使い捨てはちょっと考えてしまいますが、繋がるルアーの値段を考えるとありなのかもしれません。⑪は細すぎる感じなのでバチ抜け用、⑫を強化スナップと併用していく感じで使いますが、新たな気付き等あればこちらをメインにすることがあるかも知れません。







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